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むしはは
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虫が苦手な40代主婦。
虫が大好きな息子(5歳)と生活する中で知った、便利だった物や役に立ったこと、体験談を紹介しています。
また、家にある300冊の子供の本の中から、おすすめの本の情報も載せています。
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【幼児~小学生】名作に親しもう!幼児から楽しめる「ファーブル昆虫記」【レビュー】

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みなさんは「ファーブル昆虫記」を読んだことがありますか?

実は私、40年間で一度も「ファーブル昆虫記」を読んだことがありませんでした!

「昆虫についての解説がツラツラと書かれている、かたくるしそうな本」というイメージがあって、手に取るには少しハードルが高かったんですよね。

しかし、息子が大の虫好きになったのをきっかけに読むことになり、予想外におもしろい話でびっくりしました。

今回は、5歳の息子が何度も図書館で借りて読み、ついに全巻購入した『幼年版・ファーブルこんちゅう記と、2023年に出版されたファーブル昆虫記の名場面が楽しめる絵本『ファーブル昆虫記 名場面集』を紹介します。

どちらの本も、年中児くらいから小学生まで長く楽しめる本です。

  • 幼児が理解できる、やさしい文章のファーブル昆虫記を探している
  • 子ども向けの虫の生態が学べる本を探している
  • 昔からずっと愛されている名作に親しんでほしい

という方にオススメの記事です。

むしはは

当サイトでは、幼児~低学年向けの虫に関する書籍を紹介しています。以下の記事も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

絵本・児童書のオススメはこちら

図鑑のオススメはこちら

目次

ファーブル昆虫記とは

「ファーブル昆虫記」とはどのような本なのでしょうか?

『幼年版・ファーブルこんちゅう記』に簡単にわかりやすくまとめられていましたので、そのまま紹介します。

フランスの アンリ・ファーブルという おじさんは こんちゅうがだいすきでした。

いろいろな こんちゅうの すんでいる ところへ いって、まい日まい日、じっと見つめていたり、じぶんの うちに こんちゅうを かって、その くらしぶりを こまかに かきとめたりしました。

そうして しらべあげた ことを かいたものが、この『こんちゅう記』なのです。

文:小林清之介 絵:たかはしきよし(1993).幼年版・ファーブルこんちゅう記「はじめに」より あすなろ書房

ファーブルは、虫の観察や実験をたくさん行い、時には失敗しながら、ねばり強く虫の生態を明らかにしていきます。

その様子は、我が家の5歳児のようです。

虫が大好きな子どもたちは、「ファーブルおじさんとお友達になれそう!」なんて感じるかもしれません。

おばさんである私は「えっ!?いい年のおじさんが、昼間からずっとこんなことしちゃって大丈夫?」と思ってしまうのですが、何かを成し遂げる偉人って、こんな変わった人だったりするんですよね。

大人が読むと、「まわりの目を気にせず、夢中になって好きなことをして幸せそう」と、ファーブルの生き方について何か感じるものがあるかもしれません。

(幼児~小学生向け)ファーブル昆虫記

ファーブル昆虫記を探してみると、対象年齢が小学生以上の本は見つかるんですが、幼児向けの本は少ないです。

しかし、昆虫が好きな幼児ってたくさんいますよね。

虫好きの息子(5歳)は本が好きだったので、幼児が楽しめる『ファーブル昆虫記』を探し、よく図書館で借りて読んでいました。

その中で、気に入って全巻購入した『幼年版・ファーブルこんちゅう記』と、2023年に出版された『ファーブル昆虫記 名場面集』を紹介したいと思います。

幼年版・ファーブルこんちゅう記(年中~小学校低学年)

  • 文:小林 清之介
  • 絵:たかはしきよし
  • 出版社:あすなろ書房
  • 文字:ふりがなあり

こちらは絵本ではなく児童書ですが、挿絵が多く、文字も大きいため、幼児でも読みやすいです。

文字が読めるようになった子どもの児童書デビューにもぴったりです。

やさしい語り口調の文章で書かれており、読み聞かせをする親も読みやすく、子どもも聞きやすそうです。

わが家では、毎晩2章ずつ読み聞かせをしていました。

このように続きが気になる読み方も、おもしろいのではないでしょうか?

『幼年版・ファーブルこんちゅう記』は1~10巻までありますので、きっとお気に入りの1冊に出会えるかと思います。

幼年版・ファーブルこんちゅう記

①②は品切れで、注文できるショップが見つかりませんでした(2024年7月5日現在)

  • ふんをころがす虫の話
  • せみの話
  • かりをするはちの話
  • ありとしでむしの話
  • もんしろちょうとみのむしの話
  • かみきりむしとおとしぶみの話
  • こがねむしとぞうむしの話
  • かまきりとあわふきむしの話
  • こおろぎとばったの話
  • くもとおさむしの話

特にお得なわけではありませんが、セット販売もあります。

ファーブル昆虫記 名場面集(小学校中学年~)

  • 文:奥本大三郎
  • 切り絵:今森光彦
  • 出版社:偕成社
  • 文字:一部にふりがなあり

ふりがながついていない漢字があるため、幼児のひとり読みはむずかしいのですが、読み聞かせがしやすかったので紹介させていただきました。

こちらの絵本は、『ファーブル昆虫記』の名場面を集めた短編集です。

1話が短いので、時間がないときの夜の読み聞かせにちょうどいいです。

「今日はオオモンシロチョウの話がいいな」「今日はトックリバチの話にしようか?」など、その日の気分でお話を選べるところも楽しいですよね。

幼児には少しむずかしい言葉も混ざっていますが、年中児くらいから楽しめるのではないかと思います。

おしゃれなデザインと、切り絵で表現された昆虫がステキな絵本で、プレゼントにもオススメです。

まとめ

今回は、幼児から楽しめる『ファーブル昆虫記』を紹介しました。

幼児向けの『ファーブル昆虫記』の絵本も出版されてはいるのですが、絶版を繰り返しているためか、図書館で借りた同じ本を再び手に入れることがむずかしかったりしました。

もっと小さい子ども向けの絵本版『ファーブル昆虫記』を読んでみたい方は、図書館で探すか、中古本を探してみてください。

オススメは、ひさかたチャイルドから出ていた、『科学絵本ライブラリー』シリーズの『ファーブル昆虫記』の絵本です。

今回紹介した『幼年版・ファーブルこんちゅう記』と同じ小林 清之介さんが文を書いていて、読みやすかったです。

絵本版は、年少くらいから楽しめますよ。

しかし、購入を考えている場合は、『幼年版・ファーブルこんちゅう記』が幼児から小学生まで長く楽しめるという点で、コスパがよくてオススメです。

名作『ファーブル昆虫記』を、親子で読んでみてはいかがでしょうか?

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